或る三流技術者の独白

 1997年の冬。私は当時在籍していた近畿の三流大学で卒論を仕上げていました。
 テーマはAltavistaなどが採用していたロボット型検索エンジン。あのコンマ数秒で検索結果を導き出す秘密を調べるのは、とても知的好奇心を満たしてくれました。


 …しかし哀しい哉、私の才能ではそこが限界でした。


 その数年前から検索システムに興味を持ったスタンフォード大学のラリー・ページとセルゲイ・ブリンは、1998年にGoogleを創業し、世界に多大な貢献をすることになります。
 このように凡人と優秀な技術者の間には残酷なまでの差がつきますが、おかげさまで優秀な先達がネット上に書き残してくれた情報と、Googleの威力でなんとか私も食っていけてます。
 そこで私も三流技術者の端くれとして、ささやかな恩返しをすべくここを立ち上げようとおもいます。
 普段の試行錯誤をそのまま書くので、結果的に誤った情報を流すかもしれませんが、そこは『嘘を嘘と見抜けない人にはhogehogeを使うのは難しい』との格言を心に秘め、各自取捨選択していただけましたら幸いです。


 私のブログがどこかの迷えるSEの検索にひっかかってささやかなお役に立てることを祈りつつ。